- 上司説得アプリ_csvデータ付き_ver1.1(zip)
・関連の4アプリが入ったスペーステンプレート
・ベース製品のcsvデータ
・連携サービスのcsvデータ
・部署ごとの改善対象業務例が入っています
2021/9/17|上司説得アプリをv1.1に更新しました
更新内容
- kintone以外のサイボウズ製品を追加しました(csvによる提供)
- 連携サービスの初期費用と買切費用の表現に対応しました
- 年間での効率化表現を追加しました
- 初年度の費用と2年目以降の費用をそれぞれ算出できるようにしました
- 提供形式をアプリテンプレートからスペーステンプレートに変更しました
今回の更新(v1.1)からスペーステンプレートでの提供にしていますので、インポートの際は「スペース作成」からご対応ください。
以下の説明は旧版の説明を残しています。スクショも旧版なのでご注意ください。
動画での解説はこちら
現場で導入機運は高まった!あとは上司をどう説得しようか
kintoneは便利です。
便利なんですが、実際に『さあ、導入しようか!』となっても、費用面で上司をどう説得しようかと考える方もいらっしゃるかもしれません。
機能をバリバリ説明して感動の渦に巻き込めたら理想的ですが、導入の段階ではそこまでのスキルを持っておられないことも多々あるでしょう。
そこで、「上司説得アプリ」を作ってみました。
アプリの内容
何ヶ所か入力すれば、毎月のライセンス費用や運用管理にかかる人件費が分かり、ひと月のうち残業時間をどれだけ削れば元をとれるか、ということが分かります。
Excelでもすぐ作れそう。なんて野暮なことは言っちゃいけない笑
入力する項目
件名 | 文字列(1行)
好きなフレーズを入れればOKです。単なる管理用です。
導入を検討する部署 | 文字列(1行)
別アプリ「日常業務で困っていること一覧」と連携しています。(後述)
検討の記録を残す意味で、部署を明記しておくのが良さそうです。
1ヶ月の営業日数 | 数値
完全土日休みの会社は20日~22日くらいでしょうか。365日営業してる場合は30日とか31日ですね。
人件費の時間単価(概算) | 数値
kintoneの運用管理を担当するスタッフのおおよその時間単価です。
月の営業日が22日で1日8時間がベース、月額300,000円が給与の場合、
300,000円 ÷ 22日 ÷ 8時間 = 1,704円
1,704円を人件費として「人件費の時間単価(概算)」に入力します。
kintone運用管理者の人数は | 数値
kintoneの管理者を担うスタッフの人数です。最初は少人数なパターンが多いかと思われます。
1日のうち、kintone運用管理に割ける時間 | 数値
kintone以外にも仕事はたくさんあるかと思います。その場合、大体で構いませんので、1日のうち、kintoneの運用やアプリ開発などに割ける時間を記入します。
基本ユーザ契約数 | 数値
契約したいkintoneのユーザ数を入力します。(最低契約ユーザ数は5です。)
契約コース | ルックアップ
「取得」 を押せば、ライトコースとスタンダードコースのどちらにするかを選択できます。
1つのドメイン契約でライトコースとスタンダードコースを混在させることはできません。
複数ドメインを契約し、両コースを別環境で使うのであれば、この項目にスタンダードコースとライトコースを登録します。
またセキュアアクセスもこの項目に入れています。必要に応じて選択します。
セキュアアクセスは契約するkintoneユーザ数とイコールである必要はありません。
スマホからアクセスする必要があるユーザ数を入力します。
連携サービス名 | ルックアップ
ここはオプションの連携サービスを選択します。
ルックアップフィールドからサービスを検索できますし、「取得」を押せば、このアプリに登録しているサービスがズラッと並びます。
契約したいサービスとそのプランを選択します。
複数選択することもできますし、ライトコースの場合や連携サービスを契約しない場合は「—-」を選択します。
入力終了⇒「保存」
これで全ての入力が終わりました。「保存」を押します。
ライセンス金額を見てみよう!
基本情報の確認
保存すると自動計算されて各種金額が算出されます。全て月額表示です。
図の契約の場合、kintoneライセンスは8,500円/月、連携サービスが46,000円/月で、合計が54,500円/月だと分かりました。
1ユーザ月額1,500円~といっても、実際は結構な金額になることが実感できます。
人件費を見てみよう!
先に入力した運用管理担当者は1名の想定でした。ひと月の営業日が22日だとすると、22時間/月をkintoneに費やすわけです。(ユーザとしての利用は含みません。)
時間単価の人件費(今回の場合は1,897円/時)と掛け算すると、ひと月のkintone運用管理にかかる月額を算出できます。
図の場合ですと41,734円ですね。
ライセンス費用+人件費の月額は
結局、例に挙げた構成だと、ライセンス費用+人件費は96,234円/月となりました。
決して安くない金額です。しかし・・・
元をとるにはどれだけ残業を減らせば良いの?
支払いの元をとるには、図のようになりました。
5名(時間単価)が1日当たり27.6分の残業をカットできれば、96,234円/月の元がとれるのです。
残業でなくとも構いません。1日のうち、約30分を本来もっと取り組みたい業務に回すことができれば、元をとれるだけでなく、取り組みたい業務から生まれる新たな効果も期待できます。
ユーザが多いほうが元はとりやすい
連携サービスはユーザ数無関係のものもあるため、基本的にはkintone基本ユーザ数が増えれば増えるほど、元がとりやすくなります。
契約ユーザ数のみ20ユーザにしてみましょう。ついでにセキュアアクセスも全員分付与。
月額が 87,734円/月 から 122,734円/月 に上がりました。10万円を超えると稟議上げにくくなりますか?
いえ、ちゃんと計算したら自信を持って上司へアタックできます。
いかがでしょうか。
元をとるための削減残業時間は、1日あたり1人10分を切りました。ここまでくると自信がでてきませんか?
元をとるためだけでこれですから、仮に30分を他の業務品質向上に繋げることができれば、その効果は計り知れません。
おまけ~困っていることリスト~
最初に「導入を検討する部署」を入力しました。実はこの入力情報がキーとなって、別の「日々の業務で改善したいこと一覧」というアプリから情報を参照しています。
業務改善のポイントを見失わないよう、効率化できそうな業務をメモしておきましょう。所要時間も書いておけば、大事な時間をいかに無駄にしているかを実感できます。
これだけリスト化しておけば、kintoneで1日30分を効率化するなんて簡単に思えてきませんか?
上司説得アプリはkintoneを触ってみる練習アプリ
本来、kintoneの金額に悩む方はまだkintoneを契約していないわけで、そんな方に向けたサービスをkintoneアプリで提供するなんていかにも矛盾しています。
しかも、このアプリは標準機能のみで作っていますし、なんならExcelでもすぐに実装できます。
感じて欲しいのは、このアプリをぽちぽち触っていただければ、kintoneの基礎の基礎は結構分かるということです。
ルックアップ、関連レコード、テーブル、自動計算が含まれています。
アプリアクションを追加すれば見積もってそのまま上司に送れますし、プリントクリエイターなどをお試し利用すれば、それっぽい見積書もすぐに作れます。
アプリテンプレートのダウンロード
- 上司説得アプリ_csvデータ付き_ver1.1(zip)
・関連の4アプリが入ったスペーステンプレート
・ベース製品のcsvデータ
・連携サービスのcsvデータ
・部署ごとの改善対象業務例が入っています
上司説得アプリを、テンプレートにまとめました。良かったら使ってみてください。
kintoneの基本プランと連携サービス(一部)のデータもcsvでまとめてあります。
※著作権はフリーですが、本アプリのご利用に関して一切の責任は負いかねますことを予めご了承ください。
アプリテンプレートをkintoneにインポートする方法
アプリテンプレートからアプリを作成する手順は下記をご参照ください
【アプリテンプレートファイル】
- vs_Boss_App_ver1.0.zip
3つのcsvファイルは各アプリにインポートするデータが入っています。
csvファイルを各アプリにインポートする手順は下記をご参照ください
【csvファイル】
- kintoneずかんをみる.csv
- アップデートしたいこと.csv
- 連携サービスずかんをみる.csv
“月額”に惑わされてはいけない
kintoneは業務改善ツールです。業務の問題と課題を正しく把握してkintone構築に取り組み、ちゃんと使って、ちゃんと管理していけば、間違いなく業務効率はアップします。 そしてあなたの業務の新たな可能性を見出すことができます。
さらにkintoneの凄いところは、「ちゃんと使う、ちゃんと管理する」のハードルが他のどんなパッケージ製品より低いところです。
プログラミングは不要ですし、標準機能という鬼に、連携サービスという金棒が様々揃っています。見せ掛けの月額に惑わされてはいけません。
試用期間の1ヶ月が終わっても、自動での本契約化で課金なんてされませんし、月額契約にしておけばいつでも退会できます。
業務をアップデートし、ビジネスを再起動しよう!
お得なのは分かった、でも日常業務の何をkintoneと掛け合わせれば良いか分からない。
お気軽にご相談ください!
kintoneの良さは分かるけど、何から始めればいいのか・・・という声は本当によく耳にします。
ぜひご相談ください。業務を見つめ直し、どこがアップデートできるのか、ご支援いたします。
TwitterのDMなどで気軽なやりとりでも構いません。
この機会に、業務をアップデートし、ビジネスを再起動しましょう!